奈良市のクリーンセンター事業、「七条地区」での建設反対など巡り 奈良市議会が請願を全て採択

奈良市、さらに厳しい状況に追い込まれる
奈良市議会市民環境委員会(山本直子委員長)は27日、臨時会を開き、市が新ごみ処理施設(クリーンセンター)の建設を目指す「七条地区」の七条東自治会と、隣接する都跡地区自治連合会が提出した「受け入れ反対」の請願2件を、賛成多数で採択した。請願はいずれも来月5日開会予定の6月定例会でも採択される見通し。法的拘束力を持たないが、議会の意思を明確に示したことになる。七条地区でのクリーンセンター建設は、3月定例会で既に関連予算が全額削除されており、市はいっそう厳しい状況に追い込まれた。