奈良県三宅町長選挙に新人の岡本氏が出馬表明
任期満了(7月27日)に伴う奈良県三宅町長選挙(7月2日告示、同7日投開票)で16日、新人で学習塾経営の岡本幸子氏(51)が橿原市内で記者会見し、無所属で立候補する意向を表明した。同町長選の出馬表明は初めて。
岡本氏は、塾の教え子とのかかわりの中で政治に対する関心の低さを体感。「何も変わらないと諦めるのではなく、自分事として捉えてもらいたい。それぞれが声を上げることでより良い方向に向かえる町をつくりたい」と出馬理由を語った。
ローカルスタートアップ事業や若年層向け施策など、将来を見据えた現町政を評価しつつも、「高齢者も安心して暮らせるよう、町全体で支え合う政策を付け加えたい」とし、地震などへの防災意識の向上や巡回
バスによる生活支援といった取り組みを公約に掲げた。
岡本氏は静岡県富士市生まれ。中部大学経営情報学部卒業。学習塾での講師を経て、2019年から個人塾を開業。結婚を機に三宅町に移住し、夫の実家の農業も手伝う。