剣豪の里、花盛り - 春爛漫―大和路サクラ紀行【3】柳生
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江戸時代、将軍家剣法指南役として天下に権勢を振るった柳生藩一万石の地。吉川英治の「宮本武蔵」をはじめとする小説やNHK大河ドラマの舞台として知られ、陣屋跡や旧家老屋敷など柳生一族にまつわる史跡が点在する。
普段は静かな剣豪の里だが、桜の季節は花見客でにぎわう。観光駐車場から芳徳寺に至る参道にも桜並木があり、あでやかだ。寺は1638年に柳生宗矩が父・石舟斎を弔うために創建したと伝えられている。
奈良で桜満開 2023年より12日遅く
奈良地方気象台は8日、奈良市の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。平年より4日遅く、昨年より12日遅い。
花が約80%以上咲いた状態を満開とし、桜の満開は奈良女子大学付属中等教育学校内の標本木で観測している。