音羽山観音寺後藤住職の花だより - 薪ストーブ編 2024年2月上旬
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音羽山観音寺は日本家屋。冬は底冷えし、暖房のある台所でも寒いのです。住職の足元を見ると靴下を重ね履きしています。「3枚履いてるのよ」と住職。3枚目の靴下はルームソックスです。とても温かそうに見えました。
靴下を重ね履き
薪ストーブに火が入る ネコたちも集まって
薪ストーブに火が入りました。
「火を入れて4日目くらいかしら。外に火の粉が飛んでも、枯れ草がなくなったので危なくないのよ」
火の様子を見る住職
薪ストーブの横にはネコのクルミの寝床があります。あいさつしようと中をのぞくとクーちゃんでした。ニャー(のぞかないで)っと鳴き、怒られてしまいました。
クルミの場所にクーちゃんが
「クルミはクーちゃんに場所を取られちゃったの」
クーちゃんは、いつも台所にはいないのに、薪ストーブがよほど温かかったに違いありません。
「夜中、寝ている間に薪が燃え尽きてしまうから、2人とも(住職は人扱い)私の布団に入ってくるの」
記者が滞在している間、住職が何度も薪の様子を見ます。目を離すと火が消えるのです。
「私が夜中の12時に寝るでしょう。2時くらいに布団に入ってくるから、それくらいの時間に火が消えて寒くなってしまうんだと思うわ」
昼間は薪ストーブの空気取り入れ口を全開にしています。寝る前に閉めているのです。閉めると外気が入るのがエントツだけなので、薪は時間をかけて燃えます。全開の方が、すすがたまりにくく掃除がしやすいので、昼間はそうしているのだとか。
二畳ほどのスペースに置いてある薪は人の背丈ほど積み上げられています。
「これで2カ月分かしら」と薪の山を見ながらそういいます。薪を新たに調達するのは大変そうです。
さて薪ストーブの前のクルミがイスを見ています。
イスを見ているクルミ
「イスに飛び乗ろうとしているのよ」
クルミは19歳。ジャンプできるくらいまだまだ元気です。
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。
1月18日~2月29日まで閉門。3月1日から火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門