協会けんぽ奈良支部と南都銀行が協定 健康経営の普及へ協力
全国健康保険協会(協会けんぽ)奈良支部(藪内章良支部長)と南都銀行(橋本隆史頭取)は1日、「健康経営の普及を目指した相互協力・連携に関する協定」を締結した。協会けんぽが認証する「職場まるごと健康宣言」の参加事業所の増加を目指す。
同支部が生損保会社以外の金融機関と連携協定を結ぶのは初めて。
健康経営は、「従業員が健康で生き生きと長く働き続けられることが、その企業の健全な経営や永続的な発展につながる」という考え。両者は、県内事業者の健康経営への取り組み促進と従業員の健康的な就業・生活の実現を図るため連携する。
主な連携事項は、「職場まるごと健康宣言」事業の普及推進活動▽「健康経営」の普及を目指した取り組み▽「健康経営優良法人」などの認定取得に向けたサポート活動―。
この日、奈良市橋本町の南都銀行本店で協定締結式が開かれ、同行の杉浦剛取締役常務執行役員は「従業員の健康に投資をすることで、生産性と企業価値の向上につながる」とあいさつ。藪内支部長は「協定締結を機に元気な事業所を一社でも多く増やしていきたい」と話した。
同支部の健康宣言事業所数は、昨年末時点で1116社。