ホームゲーム5連戦 怒涛の5連勝 小野ヘッドコーチの手腕も光る - バンビシャス奈良

昨年12月20日から始まったロートアリーナ奈良での「怒涛(とう)のホームゲーム5連戦」(第13〜15節)は、バンビシャス奈良の5戦全勝で幕を閉じた。
対戦したのは熊本ウォルターズ(西地区3位)、青森ワッツ(東地区3位)、越谷アルファーズ(東地区2位)と、いずれもその時点ではプレーオフ進出を射程圏内に捉えるチームばかり。シーズン序盤からの低迷を考えると、5連勝は「まさか」の展開だった。
勝利を手にできた最大要因は、期初から目標に掲げていた「ディフェンス」に重点を置いたプレーで、野球などでよく言われる「守備からリズムを作る」を実践し続けた結果だ。平均得点数84・7点で3位(14チーム中)の青森、同84・3点で4位の熊本、同83・4点で5位の越谷をことごとく下せたことは、守備力が安定してきた証拠だろう。
ジャクソンがケガから復帰して外国籍選手3人がそろい、スターティングに林、笠井、本多が定着しチームの形も整った。
青森の第2戦、越谷の第1戦は、いずれもゲーム最終盤のタイムアウト開けにハインズが3点シュートを決め、1点差の「劇的逆転勝利」を演出した。タイムアウトでいったんゲームが止まった状態から3点シュートを決め切るためには、コート上の選手が効率的に動き、シューターをオープンな状態に持っていく必要がある。小野ヘッドコーチ(HC)の采配手腕も大きい。(有賀)
■ホーム5連戦記録
◆第13節
バンビシャス奈良 86 ― 78 熊本ウォルターズ
25 1Q 18
20 2Q 13
12 3Q 32
29 4Q 15
得点上位
笠井21点 ジャクソン14点 ムボジ14点 林10点
リバウンド上位
ジャクソン8本 ムボジ7本
アシスト上位
笠井3本
◆第14節第1試合
バンビシャス奈良 90 ― 82 青森ワッツ
16 1Q 17
26 2Q 18
22 3Q 18
26 4Q 29
得点上位
ハインズ18点 ジャクソン16点 林 13点 古牧10点 ムボジ10点
リバウンド上位
ムボジ12本 ジャクソン8本 ハインズ7本
アシスト上位
笠井7本 本多4本
◆第14節第2試合
バンビシャス奈良 76 ― 75 青森ワッツ
16 1Q 20
20 2Q 17
19 3Q 25
21 4Q 13
得点上位
ハインズ25点 林14点 ムボジ10点
リバウンド上位
ムボジ19本 ハインズ9本
アシスト上位
ムボジ4本 栗原3本
◆第15節第1試合
バンビシャス奈良 81 ― 80 越谷アルファーズ
20 1Q 23
17 2Q 19
22 3Q 19
22 4Q 19
得点上位
ジャクソン20点 林18点 ハインズ12点 ムボジ11点
リバウンド上位
ジャクソン11本 ハインズ8本 林6本
アシスト上位
笠井6本 ハインズ5本 柳川3本
◆第15節第2試合
バンビシャス奈良 83 ― 79 越谷アルファーズ
23 1Q 14
13 2Q 21
15 3Q 13
15 4Q 18
17 OT 13
得点上位
ハインズ23点 ジャクソン13点 古牧12点 ムボジ11点 笠井10点
リバウンド上位
ハインズ12本 ムボジ7本 柳川5本
アシスト上位
ハインズ4本 笠井3本