白熱!奉納相撲 奈良「春日若宮おん祭」後宴能で締めくくり
平安時代に始まり今年で888回目となった伝統行事「春日若宮おん祭」は18日、奈良市春日野町のお旅所南側、特設土俵で「奉納相撲」が行われた。その後はお旅所で「後宴能」があり、4日間にわたる行事を終えた。
奉納相撲は個人戦の中学生の部と高校生の部に各3人が参加。団体戦と個人戦が組まれた一般の部は、県内をはじめ遠くは北海道や埼玉県などから11人が出場した。
選手たちは春日大社の神職のお払いを受けると、真剣な面持ちで試合に臨んだ。立ち合いで激しくぶつかり合ったり、豪快な投げを掛け合ったりと白熱した取り組みを繰り広げ、土俵の周囲に集まった観客を沸かせた。
後宴能は能「経政」、狂言「清水」、能「胡蝶」の順に奉納され、幽玄な舞で祭りを締めくくった。