滋賀レイクス2連戦で連敗喫す 12月16日から福島戦「2連勝」を期待 - バンビシャス奈良

滋賀レイクスとの第11節2連戦は、72―79、79―97で連敗を喫した。今シーズン、B1から降格してきたチームで現在西地区2位ということから、バンビシャスはチャレンジャーの立場であるものの、滋賀はヘッドコーチ(HC)、外国籍選手を含む主力3選手を欠く不完全な状態。決して「格上だから」と言い訳のできる敗戦ではない。
9日の第1戦は前半折り返しまでドロー。第3Qでは、ディフェンスが効果を上げ滋賀のシュート精度を30パーセント台までに落とすことに成功し勝ち越したが、それ以降「オフェンスが単調になってしまった」(小野HC)ことで、第4Qに追い上げられてしまった。
10日の第2戦はターンオーバー16本とミスが目立った。リバウンド39本は滋賀の34本を上回ったものの、ミスなどで自ら流れを止めてしまった。
アシスト数も2連戦でそれぞれ15本、17本と低迷していた連敗時に比べると復調の兆しが見えるが、それでもまだ少ない。特に連勝時に活躍したポイントガード(PG)の笠井のアシスト数が少なかったことから、チームとしてオフェンスの組み立てがうまく機能しなかったことがうかがえる。
滋賀戦では勝ち星を増やすことはできなかったが、あす16日からの福島ファイヤーボンズとのアウェー2連戦ではぜひとも健闘を期待したい。福島は東地区5位で7勝14敗としバンビシャス奈良とはイーブン。ここで2勝できれば、20日からのホーム戦5連戦で勝率を5割に持ち込むことも高い壁ではあるが、3000人を超える滋賀とのアウェー戦で善戦したことを考えると、決して不可能ではない。勝率5割はプレーオフ進出に現実味が出てくる数字だ。福島で良い潮流を作って、年末のホームゲームを大いに盛り上げてほしい。