「新たな移動」を体験して トヨタ次世代モビリティ イオンモール大和郡山で試乗会
トヨタ自動車(豊田章男会長)が現在開発中の次世代モビリティ「ラウンドパレット」の試乗会が7日、奈良大和郡山市下三橋町のイオンモール大和郡山で行われた。
同社と同店、トヨタユナイテッド奈良(奈良市、菊池武之佑社長)が合同で実施。買い物に訪れた来場者に試乗体験してもらい、サービス価値を検証することが狙いで県内での実施は初めて。
開発中の同商品は歩くスピードよりゆっくりと移動し、町や暮らしに溶け込む4人乗りの自律走行のモビリティで、新たな移動手段としてショッピングモールや公園、アウトドア施設などさまざまな場所で活用が期待されている。
同社では全国各地で同様の実証実験を行っており、利用者のニーズを集約することで今後の商品開発に生かしていく。
トヨタ自動車の新事業企画部の向井さやか主任は「プライベートな空間やひと時を提供することで、コミュニケーションの促進など「移動」だけではない新しい価値が生まれる」と期待を込めた。