補正予算案など18件 物価高対策や万博準備 - 奈良県会開会
奈良県議会(岩田国夫議長)の12月定例会は1日開会し、207億3600万円の本年度一般会計補正予算案など知事提出議案18件と議員提出議案1件を上程した。会期は15日までの15日間。
山下真知事は同補正予算案について、国の経済対策にかかる補正予算を活用して、県政諸課題に迅速に対応するとともに、緊急に措置を必要とする経費などを計上したと説明。主な取り組みでは物価高への緊急対策、道路や河川の整備、大阪・関西万博の機運醸成に向けた事前イベントの準備などを挙げた。給与に関しては、副知事らと職員の期末手当などを改定する条例改正案を提出、併せて必要な予算も措置した。
また関西広域連合への全部参加に向け、同連合規約の一部変更を協議するための議決を求めた。
議員提案(提出議員=池田慎久氏ら4人)されたのは議員報酬額などに関する支給条例の改正案で、期末手当の支給月数を国家公務員に準じて0.1カ月引き上げる内容。