アウェー4連戦 全勝 上昇機運、首位福岡戦に注目! - バンビシャス奈良

第8節(11月20、21日)、9節(同25、26日)のアウェー4連戦を全勝で乗り切り、今季通算6勝11敗で最下位から順位を一つ上げ西地区6位に浮上した。
第8節の新潟アルビレックスBBは目下1勝しか挙げていず、正直なところ絶対に負けてはいけない相手。初戦は第1クオーター(Q)の競り合いから、第2Qで引き離しに成功し76―62で勝利した。続く第2戦は、西地区最下位のバンビシャスにホームでやすやすと連敗できない新潟に踏ん張られ71―71で延長戦に突入。そこで11―6で勝ち越し今季初の同一カード連勝を手にした。
中3日での転戦となりハードスケジュールが危ぶまれた第9節の岩手ビッグブルズ戦は、第1戦を80―69、第2戦を77―71でそれぞれ勝利。第1戦では第4Qに同点に並ばれ、第2戦は負け越しで前半を終え第3Qで引き離すも、最終Q残り31秒には2点差に迫られるなどギリギリで勝利を手にした連戦となった。
新潟、岩手ともに下位に低迷するチームだが、アウェーというタフな状況で4連勝できたことで、下位争いから脱する契機になった。
ようやく上を向いて戦っていける。そういった意味では、あす2日から始まる第10節で対戦するライジングゼファー福岡は格好の相手とも言えるだろう。
現在、西地区首位の福岡とは第5節(10月27、28日)で対戦し僅差で敗れている。その時はアウェー戦だったが、ぜひともホームの優位性をここで示してもらいたいところだ。
勝利のためにはハインズ、ムボジの外国籍勢の奮起に頼るところが大きい。アウェー4連戦を経ての疲労の蓄積が心配されるが、新潟の第2戦で笠井が25得点、岩手の第1戦で林が27得点を挙げたように、日本人選手のフォローに期待がかかる。
福岡との2連戦は競り合いが予想される。手に汗握る展開が最後まで繰り広げられるだろう。アウェー4試合で見せたような、最終局面での集中力で勝利を手にしてほしい。(有賀)