奈良市総合福祉センター 本館機能移転を提案 新たな拠点を整備

奈良市議会厚生消防委員会(道端孝治委員長)が20日、市福祉部を招いて開いた「市老人福祉センターの今後の方向性について」の勉強会で、市はコロナ禍で利用減となり、その後も人気回復が見込めない状況が続く「市総合福祉センター」(同市左京5丁目)の「本館」(障がい者福祉センターみどりの家)について、貸館や点字室・録音室、当事者団体への支援といった機能をすべて、市内に4カ所ある「市老人福祉センター」(旧・老春の家)に移す案を示した。機能移転により、老人福祉センターは市の福祉課題に対し重層的支援体制整備事業の拠点となる「新たな福祉センター」に生まれ変わる。