大和当帰の葉で新商品12種 ドレッシングやシロップなど 宇陀の「なつかしいみらいサービス」

なつかしいみらいサービス(宇陀市、田中正巳代表)は、大和当帰の葉を使ったドレッシングやシロップなど、新たな12商品の販売を、20日から自社のEC(電子商取引)サイトなどで始めた。
同社は里山、空き家、耕作放棄地の活用事業や、農薬を使わない農作物の栽培と収穫物を生かした6次産業化事業などを実践。地域活性化を目的に、美容や健康に良いとされる宇陀伝統の薬草「大和当帰」の葉を使った「カラダにやさしい」商品の開発も行っている。
今回の新商品は、農林水産省の農山漁村振興交付金を活用して昨年度から始めた取り組みの一環。昨年度商品をアレンジしたジェラートやドレッシングをはじめ、ジンジャーシロップやカレー、茶、塩など12種の新商品を開発した。
各商品の原料とする大和当帰は、自社や宇陀市内の農地で有機栽培されたものを使用。関連法人が運営する「うだ薬湯の宿 やたきた」(宇陀市)のシェフも監修に当たった。
それぞれの商品は大和当帰の香りが豊かに感じられ、リラックス効果も期待できる仕上がり。同社は「宇陀の大和当帰をおいしくお召し上がりいただけるよう開発したこだわりの商品。ぜひお買い求めください」と話す。
商品は、同社ECサイト「なつみらショップ」(ホームページはhttps://natsumira.base.shop/)のほか、宇陀市内の道の駅、大宇陀温泉あきののゆ、「やたきや」などで購入できる。問い合わせは「やたきや」、電話0745(85)3650。