奈良県内最高齢の賀川滋子さん112歳 県が訪問、長寿お祝いで笑顔
高齢者保健福祉月間の取り組みで県の山中淳史福祉医療部長が19日、男女の奈良県内最高齢者を訪問。大和郡山市では、1911(明治44)年5月28日の生まれで112歳の賀川滋子さん方を訪れ、山下真知事からの祝状と祝い品を手渡し、健康長寿をたたえた。男性の長寿1位は1915(大正4)年9月25日生まれの奈良市の男性(匿名、107歳)。
賀川さんは昨年度から男女を通じた県内の最高齢者となっており、県から訪問を受けるのも2年連続。いすに腰掛けて山中部長を出迎え、頭の体操で取り組んでいる漢字テストなどを紹介し「みんな満点ですよ」と笑顔を見せた。
また生まれ育った大和郡山市で長年、産婦人科医として活動してきた賀川さんは「これまでに助けた大勢の人が、私を長生きさせてくれている気がする」と話し、「これからも寝込まないよう、もっと勉強もしていきたい」と話した。
山中部長は県内の百歳以上人口が本年度、1400人を超えたと報告し「その中で賀川さんが1番。県も良い地域づくりに取り組みますので、賀川さんもますますお元気で、頑張ってください」と励ました。