なら歴史芸術文化村、来館50万人達成 阪中さん夫妻に記念品

奈良県天理市杣之内町のなら歴史芸術文化村の交流にぎわい棟が29日、来館者50万人を達成した。記念の来館者となった和歌山県紀の川市の阪中昇さん(68)、友子さん(64)夫妻に、県名産の土産物などの記念品と花束が贈呈された。
2022年3月にオープンした同施設は、情報発信棟、文化財修復・展示棟、芸術文化体験棟、交流にぎわい棟の4棟で構成され、歴史・芸術・食・農など県の文化に触れることができる。道の駅の機能もある交流にぎわい棟ではスタッフが厳選した農産物や土産物が並ぶほか、県が誇る工芸品などを販売。また「レストラン&カフェまるかつ」が併設されており、連日多くの観光客や買い物客で賑わいをみせている。
阪中さんは「奈良に来るたびに立ち寄る。道路が整備されて便利になった。天理の町並みも美しいし、特産品が揃っているので買い物するのが楽しい」と話した。
同施設総括責任者の福原稔浩さんは「官民で一体となり、各部門のスタッフ、関係者、お客さまに支えられて達成することができた」と喜びを語った。