日本青年会議所(JC)近畿地区奈良ブロック協議会主催の第51回奈良ブロック大会葛城大会(葛城青年会議所主管)が10日、奈良県の広陵、河合両町にまたがる県営馬見丘陵公園北エリアで開かれた。

　「輝け!　可能性フェスティバル」をテーマに、ステージでは県ゆかりの落語家やミュージシャンが出演。大和高田市の市立高田商業高校や奈良文化高校の生徒は歌やダンスなどを披露した。

　最後に同市出身のタレント、加護亜依さんが登場。小学生の頃に祖父とよく訪れたという馬見丘陵公園の思い出話を披露し、アイドル時代の名曲を歌って会場を盛り上げた。

　会場には子ども向け体験ブースや20種類の県内キッチンカーも並び、家族連れなど多くの来場者が食事やイベントを楽しんだ。　

　午前中にあった式典のあいさつで、同協議会の升田壮亮会長(33)は「異なる環境に身を置こうと思った勇気が人を変える瞬間」と述べ、来場者や行政、JC関係者らイベントに関わるすべての人に対し、「体験を通じて将来の可能性を広げてもらえれば」と話した。