音羽山観音寺 後藤住職の花だより - 包丁をいただきました編
関連ワード:

机の上にノート鉛筆が置かれており、そこに新しいハサミがありました。「これね、よく切れるのよー」と嬉しそうな住職。記者が関心していると、「この間、いただいたのよ」。さらに包丁が並んでいる中から1本を取り出して、「これもいただいたの」と、とてもうれしそうでした。
住職贈り物にびっくり 岐阜県関市の職人から
奥の部屋から箱を持ってきました。
箱に大量の包丁が…
「これね。この間(4月3日)にいただいたのよ」
箱を開けると大きなパン切り包丁。
「人気の包丁らしいのよ」
包丁以外に小さな箱もありました。開けるとカトラリーがいっぱい。
「スプーンでも、フォークでも、こういった木の柄が使いやすいのよね。うれしいわ」
先ほどから住職の顔が、ほころびっぱなしです。特に気に入ったのが花切りバサミ。華道をすることを知っているからなのでしょうか。
「花切りバサミの入れ物まで付いていたの。腰に付けられるから便利よね」
住職の庭は、茶花に使えるものが多く植えられています。庫裏、無量庵に飾っている花は庭の花です。
「それにしてもすごい量の贈り物ですね」と記者が言うと、「テレビ番組をご覧になって『なんて切れない包丁を使っているんだー』って思われちゃったみたい。関市十三秀の刃物職人さんが自ら持参くださったのよ」
今後、住職がテレビに出演する機会があれば、安心してもらえるに違いありません。
職人が作った包丁
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。
17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門