音羽山観音寺 後藤住職の花だより - サルメンエビネを救え編 2023年春
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住職は庭にエビネを植えています。ジエビネ、キエビネ、サルメンエビネの3種類があります。サルメンエビネは数が少ないこともあり、特に大切にしていますが、少なくなった原因はオサムにありました。
地エビネの芽は生き生きとしている。つぼみも見える
オサムに罪はないけれど 花の移植をするか検討中
「ここにね。サルメンエビネを地植えにしてたのよ。オサムの散歩はリードを付けてフェンスの外に出る時もあるけど、朝と夕方に境内に放す時があるの」
そのためオサムのトイレになってしまったそうです。
釣鐘堂の横、茶の木に囲まれたところにサルメンエビネを地植えしていた
「植えているところに入らないように、周りを囲ったのだけど既に遅かったみたい。全滅しちゃったの」
今、サルメンエビネがあるのはプラスチックのプランターだけ。クリンソウに押され、葉の陰で小さな芽を出しています。
この鉢はサルメンエビネを残すかクリンソウを残すか思案中
「サルメンエビネを別の鉢に移すか、クリンソウを移植するか検討中なの」
住職はオサムのトイレで思い出したことがあったようです。
「昔、カニカマをあげてたことがあったのよ。オサムはカニカマが好きでね。塩分のことを考えずに与えていたの。そしたらある日、挙動不審になっちゃってお医者さんに連れて行ったのよ。検査したら尿道結石だったのよ。犬の尿道は細くてね。どうりで散歩してもトイレが少なかったわけね。注射して療養食で治したわ」
それからは食事に気を付けるようになったそうです。
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。火曜日閉門。
17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門