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纒向遺跡の建物跡、大王の食事準備か - 伊勢神宮「御饌殿」と位置や形態に共通点

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黒田名誉教授が伊勢神宮御饌殿との共通性を指摘する纒向遺跡の建物跡=2014年2月、桜井市辻

 邪馬台国の有力候補地、奈良県桜井市辻の纒向遺跡で2014年に見つかった建物跡について、位置や形態が伊勢神宮(三重県伊勢市)の「御饌殿(みけでん)」に共通するとの見解を、黒田龍二・神戸大学名誉教授(日本建築史)が発表した。神様の食べ物を供える御饌殿の性格を踏まえ、大王の食事を準備する場だったと推定している。桜井市纒向学研究センターが刊行した研究紀要「纒向学研究第11号」に論文が掲載された。

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