中川政七商店が「きせつのしつらいえほん」発売 季節の行事を楽しく学ぼう
生活雑貨企画・製造などの「中川政七商店」(奈良市、千石あや社長)は12日、伝統的な季節の行事を親子で楽しみ、学べる絵本「きせつのしつらいえほん」(A4変形判、92ページ)を発売した。同社として初めての絵本で、子どもの成長や大人の学びにつながる内容となっている。
日本の伝統文化、風習を大切にし、次世代へつないでいきたいと願う同社は、これまでも季節のしつらいなどに関する商品の企画を展開してきた。
今回の絵本では正月や端午の節句、七夕、月見など代表的な九つの行事を収録。風習のいわれをはじめ、しつらい、関連催事、行事食などを簡明な言葉で説明、親しみやすいイラストで紹介している。日本と比較した海外の風習を解説した項目もあり、子どもだけでなく大人の知的好奇心も満たすよう工夫されている。
同社は「絵本を通して幼い頃から季節の行事やしつらいに触れてもらい、伝統文化を見直し、受け継ぐきっかけにしてもらえれば」と話す。
同社編著、三浦康子さん監修。絵は佐々木一澄さん。価格は2200円(税込み)。同社オンラインショップや直営店(一部店舗除く)で発売中。販売開始特典として、数量限定で同絵本に登場するイラストのしおりが付く。問い合わせは同社奈良本店、電話0742(25)2188。