経済

平群のバラに思いを込めて 「HEGURI―ROSE」の需要伸びる

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恋人が好きという青色のリボンでラッピングした花束を抱える大学生=21日、平群町福貴の「HEGURI―ROSE」

 コロナ禍を受け、家族、友人への贈り物や自宅用として、奈良県平群町のバラの需要が伸びている。同町のバラ専門店「HEGURI―ROSE(ヘグリローズ)」(同町福貴)は町内4軒のバラ農家でつくる平群温室バラ組合が立ち上げた。約2ヘクタールの温室で約60種類のバラを育てており、直売所では鮮度の良いバラを手頃な価格で販売している。

 

 コロナ禍を受け、同店はSNSを積極的に活用して販路を拡大、全国から注文が入るようになった。同店のバラを贈られた人が気に入り、別の人に贈るなど、販売の輪が広がっている。

 

 最近は年齢を問わず季節や行事ごとに花を贈る人が増えており、特にSNSを利用する若者が「写真映えする」と成人式や卒業式、プロポーズなどの記念日に花を贈ることが多いという。

 

 同店でバラを購入した同町在住の大学4年生の女性は「恋人の大学卒業祝いにバラを贈る。バラは特別感があり、渡す相手のイメージに合わせて色を選べるのがうれしい」と話す。

 

 同店では予算や要望に応じた花束やアレンジメント、ラッピングの注文が可能で、湯浅由弥子店長は「若い人は花だけでなくラッピングにもこだわる。多様な組み合わせの中から花やラッピングをお客さまと一緒になって考え、提案させていただく。いろんな人に気軽に花を楽しんでもらえれば」と話している。

 

 営業時間は午前10時〜午後3時。木・日曜定休。問い合わせは同店、電話0745(46)1214。

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