任期満了に伴う奈良県知事選の告示まで、きょう23日であと1カ月となった。同選にはこれまでのところ、元総務官僚の新人平木省氏(48)、5選を目指す現職荒井正吾氏(78)、元生駒市長の新人、山下真氏(54)=日本維新の会=の3人が立候補を表明。自民党県連は平木氏の推薦を党本部に上申したが、一部で荒井氏を推す動きもあり「保守分裂」含みだ。このまま選挙戦に突入すれば、維新の山下氏が漁夫の利を得る可能性もある。共産党は人選を終え、連携する市民団体と調整の上、近く候補者を発表する予定。このほかにも出馬を検討中の陣営が複数あり、状況は混とんとしている。