音羽山観音寺 後藤住職の花だより - にぎやかな木編 2023年真冬
関連ワード:

冬の庭はほとんど色がありません。ナンテンの赤色の実、ピンク色の菊やサザンカの花、色があれば、そこに目がいっていまいます。庫裏の玄関前にツルウメモドキがありオレンジ色の実を付けていました。その木の枝に何やら他の物が付いています。
ミカンで華やな枝 在庫品を活用する
観音様の御供えにと、毎年いろいろな地域のミカンが集まります。また除夜の鐘をついた数だけ手渡すミカンは、住職が注文しています。この時期お寺のミカンは豊富にあり、記者もお下がりをいただきました。
枝に刺してあるのは、そのミカンを半分にしたものです。
ミカンやリンゴで華やかに
「あれはね。鳥のエサなのよ」
野鳥もお下がりをいただくようです。それ以外の物もぶら下がっていました。
「トウモロコシはポップコーン用なの。こちらもお下がりね。粒が減っていたから、鳥が食べているんじゃないかしら?」
赤い色の姫リンゴもありました。
「しわくちゃになったクリスマスリースに付いていたの。活用しました」
観音寺の庭に訪れる野鳥はとても幸せに違いありません。
年末の等身大パネルは紫色のニット帽とマフラー。新年は白に衣替え
音羽山観音寺
山の中にある尼寺。桜井市南音羽
JR・近鉄桜井駅下車、桜井市コミュニティバス談山神社行、下居下車、約2km。
火曜日閉門。17日の御縁日が火曜日の時は開門、翌日閉門