社会
ツボを軽くたたいて不安やストレス解消 有効性の実証はこれから

奈良大の興久田教授、研究進む
奈良大学社会学部(奈良市山陵町)は、体にあるつぼをタッピング(軽くたたく)することで、心理的問題の症状を改善する「TFT(思考場療法)」の研究に取り組んでいる。米国心理学の第一人者、ロジャー・キャラハン博士が1970年代の終わりに発見し、発展させてきた心理療法。ただ、国内で同療法のエビデンス(根拠)は少なく、同学部の興久田巌教授(51)=心理学科=が研究を進めている。