五條市長選2新人が一騎打ち、同日に市議補選の見通し - 選挙展望2023
奈良県五條市では2005年の1市2村合併に伴う新市建設計画に基づく新庁舎が21年11月に完成。同市阪合部新田町を中心に、紀伊半島の救助救援活動拠点と位置付けて整備される県の大規模広域防災拠点施設は昨年、事業を開始した。
3期目現職の太田好紀氏(61)=無所属=は今期限りで退く。引退表明(12月)に先立つ昨年9月、養田全康市議(44)=無所属=と平岡清司市議(59)=自民=が出馬を表明。2市議は昨年末で市議を辞職し、新人同士の一騎打ちへ足並みをそろえた。同日選で市議補選も行われる見通し。
養田氏は「子育て世代と高齢世代の架け橋になって市政を発展させる」と意欲。平岡氏は「交通利便性の向上や買い物支援で暮らしの満足度を上げる」と具体策。同市は人口減少と少子高齢化、市南部の過疎対策など課題は山積している。