未来へ続くまちづくり 五條市、イオンなど4者で協議へ
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奈良県五條市今井2丁目のイオン五條店と併設の奈良交通五條バスセンターを中心にした中心市街地の将来像を一緒に検討しようと、官民4者が27日、市のまちづくりに関する基本合意書を締結した。
同市とイオンリテール(本社・千葉市美浜区)、奈良交通(本社・奈良市)、南都銀行(本社・奈良市)の4者。イオン五條店は前身・ニチイの店舗として1975(昭和50)年から現在地で営業しており、建物の老朽化が目立つ。国道24号沿いでJR五条駅からも近く、金融機関なども集積する地域の核の一つで、全体的なまちづくりを踏まえて施設の今後を検討することになった。具体的な計画はまだなく、期限も定めていない。今後は月1度程度の会議を予定している。
同市岡口1丁目の市役所で締結式があり、太田好紀市長は「互いにプラスになるまちづくりを進めたい」とあいさつ。イオンリテールの川本昌彦・近畿カンパニー支社長は「生活や交通のインフラが集中し、まちの顔に位置付けられる地域。未来につながるまちづくりの一端を担えれば」と話した。
市は2017年5月からイオン五條店内に子育て支援センターを開設している。五條バスセンターは路線バスのターミナルで夜行高速バス五條~新宿線も発着。イオン五條店の敷地面積は約2万5千平方メートル。