守れ!サイバー空間 奈情商高が防犯サポーターに
奈良県警桜井署(永田健史署長)は19日、県立奈良情報商業高校(桜井市河西)に対する県警サイバー防犯サポーターの委嘱式を行った。併せて、五條市出身のプロ野球選手、読売ジャイアンツの岡本和真氏をモデルとした特殊詐欺とサイバー犯罪の被害防止啓発ポスターの制作を発表した。
県警サイバー防犯サポーターの委嘱は同校で3団体目。サイバー犯罪被害を未然に防ぐため、県警と協力してサイバーパトロールや啓発活動などを行う。
委嘱式には、同校3年の梶山慶光さん(18)、大塚千穂さん(17)、中西祐貴さん(18)が出席。県警生活安全部の猪原正義部長が「積極的にパトロールを行っていただき、インターネットの危険性を若い世代から全世代に訴えてほしい」と期待した。
大塚さんが「県唯一の情報関係の高校として、サイバー空間の安全安心確保に向けた取り組みを推進していく」と決意表明した。
啓発ポスターは2種類計300枚制作され、岡本選手がスイングしているシーンや、警察官の服を着てポーズを決めてる写真とともに、「フィッシング詐欺にご注意を!」などの文言を掲載。県内の金融機関や学校などに配布して県民に注意を呼び掛ける。
梶山さんと中西さんは「岡本選手が警察官の格好をしているのは、おもしろくてインパクトがある。効果があるのでは」とポスターの印象を語った。