教育

街の安全に貢献を 帝塚山大と県警が連携講座 防犯ボランティア学ぶ

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防犯ボランティア講座を受講する法学部生=29日、奈良市帝塚山7の帝塚山大学奈良東生駒キャンパス

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 帝塚山大学(蓮花一己学長)は29日、奈良市帝塚山7丁目の同大奈良東生駒キャンパスで、法学部生を対象に県警と連携した「防犯ボランティア講座」を開講した。コロナ禍で巻き込まれやすいSNS被害の講義や、グループ実習で寸劇などの啓発活動も体験する。

 

 地域を見守り、犯罪が起きにくい社会づくりに役割を果たす「防犯ボランティア」。県内で活動する4万3174人(2021年末時点)は60歳以上が大半を占め、高齢化の懸念があるという。

 

 そのため、同大と県警は将来、地元でボランティアリーダーとして活躍する人材を育成しようと、2014年から同講座を開講。15回中4回は県警職員が登壇する。

 

 本年度第1回のこの日は法学部生17人が参加。県警本部生活安全課の草尾祐樹・防犯対策係長(38)は、市民生活に密着した犯罪を取り締まる同課の取り組みの他、防犯ボランティアの活動や、大学生の防犯ボランティア組織「あっぷりけ戦隊!奈良まもりたい」の活動事例を紹介した。

 

 同大法学部の岡本美紀教授は、「防犯意識を高く持つだけでも周囲の犯罪は

 

減る。防犯という形で誰かの役に立てる」と呼びかけた。

 

 自身もあっぷりけ戦隊で活動する同大1年の瀬野瑛良さん(20)は、「人のためにするボランティア活動は、結果的に自分が得ることも多いと感じる。講座で防犯知識を身に付けて、地域の安全に貢献できたら」と意気込んだ。

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