奈良県の「就業状態等基本集計」労働力率は57.2% 前回より上昇も引き続き全国最下位
奈良県統計分析課は2020年国勢調査の結果をもとにまとめた県「就業状態等基本集計結果」を発表した。15歳以上人口に占める労働力人口の割合を示す労働力率は57.2%で、前回の15年国勢調査より2.3ポイント上昇した。上昇したのは1995年調査以来。ただ、全国平均の62.9%には届かず、都道府県別順位は引き続き最下位にとどまった。こうした現状も踏まえ、県は今年4月に就職支援に関する条例を制定しており、県外国人・人材活用推進室は「今後も引き続き若者や女性、高齢者ら多様な人材の育成と就労、再就職の支援に取り組んでいく」としている。