環境保全考えよう 奈良県川上村で「トヨタソーシャルフェス」
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アウトドアブームによって奈良県川上村の河川で起きているごみの不法投棄問題について考えてもらう催しが20日、同村迫の「森と水の源流館」で開かれた。
家族連れや大学生ら約30人が参加し、実際に捨てられたごみの調査などを通じて環境保全への理解を深めた。
催しは、同館や奈良新聞社が主催する地域の環境保全を目的としたイベント「トヨタソーシャルフェス2022」。
参加者は中奥川や上多古川など村内4河川で捨てられ、回収されたバーベキュー用の網や炭、ペットボトル、生ごみを実物と写真で確認。同館職員が、ごみが捨てられることで生物や土壌に悪影響があることを説明し「自分ごととして考えてもらいたい」と呼び掛けた。
王寺町から家族5人で参加した小学4年西本玲央君(9)は「空き缶がこんなに捨ててあるなんて知らなかった。これからもごみを捨てない」と話した。