大型連休も感染防止徹底を - 新型コロナ

奈良県医師会長、療養先トリアージ評価
県医師会の安東範明会長は21日、橿原市内で定例記者会見を開き、県の新型コロナウイルスの感染状況について「落ち着いているが、下げ止まりになったあと、横ばいとなっている」と分析した。人の移動が活発になる大型連休に向けては、「凡事徹底が大事。マスクや手指消毒など基本的な感染防止対策を取り、食事は少人数、飲酒は節度を守って行動してほしい。ワクチンを打てる方は一人でも多く接種を」と呼び掛けた。
県が20日に発表した、感染者を県独自の判断基準に基づき、入院、宿泊療養所への入所、自宅療養に分ける「療養先トリアージ」については、「感染力が強く、感染しても多くが軽症であるオミクロン株で重症化リスクの高い人を選んで入院させるのは、死者を最低限に抑えるのに有効」と評価。