リニア開通を見据え防災拠点など一体的に - 未来の屋台骨―令和4年度県当初予算案から

県は先月、前年度比136億円(2.5%)増となる総額5500億円の令和4年度一般会計当初予算案を発表した。15年後のリニア中央新幹線の全線開通を見据えた予算案となった。また、五條市内で計画されている大規模広域防災拠点の整備▷リニア中央新幹線の奈良市付近駅の早期確定▷同新幹線から関西国際空港への接続―の「3点セット」を4年度から一体的に取り組むという。荒井正吾知事が「県発展の屋台骨」と位置づける県の来年度予算案を連載で概観する。
歳入、歳出
歳入は全体の2割を占める県税が、77億円(6.5%)増の1260億円となった。コロナの影響が弱まり、企業の業績が好転すると見込んだ。