橿原市は24日、令和4年度一般会計当初予算案を発表した。一般会計の総額は429億2000万円で、前年度当初比で1000万円減とほぼ同規模。新型コロナウイルス対策に加え、若者世代を呼び込むために子育て環境を充実させる施策に重点を置いた。

　待機児童対策として、民間保育所の保育士の定着を目的に、宿舎借り上げ支援(540万円)▷処遇改善臨時特例補助金(2325万円)▷奨学金返済支援補助金(300万円)―などの事業を計上した。学校施設整備では、入学者増に伴う今井小学校の増改築設計委託費1244万円や、老朽化が進む八木中学校の長寿命化に向けた設計業務委託費4054万円―などを投じる。