芝田氏が3選 - 曽爾村長選
任期満了(2月1日)に伴う曽爾村長選は23日投開票され、現職の芝田秀数氏(74)=無所属=が、元村議の宇山充志氏(48)=同=、村森林組合長の田合豪氏(57)=同=の新人2人を退け、3選を果たした。当日有権者数は1233人(男567人、女666人)。投票率は82・89%で前回(平成30年=76・62%)を上回った。
芝田村政2期8年の評価のほか、人口減対策や農林業振興などが争点だった。芝田氏は曽爾高原の再生や農業の6次産業化などの実績を強調。村政の継続を訴え、支持を集めた。
芝田氏は同村今井の事務所で支持者に祝福され、「豊かな地域資源や歴史文化を守り生かしながら、持続可能な村づくりの方向性をしっかり示していきたい」と述べた。
宇山氏は、現村政の施策の偏りなどを指摘し、行政サービスの原点に立ち返った村政運営を公約したが、涙をのんだ。田合氏は村内の土地の境界を明確化させる事業など「伝統や財産を次世代につなぐ仕組みづくり」を掲げたが、及ばなかった。