オリーブを王寺の新特産品に 産官学連携で栽培 - 福祉施設利用者ら収穫

王寺町の新たな特産品を作る取り組みとして、産官学連携でオリーブ栽培が進められている。10日は、町福祉作業所「ポエム」の施設利用者と職員が、実を収穫した。
同町のオリーブ栽培は、元郵便局長の池田興仁さんが、「町有地ののり面を有効活用したい」という話を聞き、平成29年から始めた。同町の年間の降雨量、風の強さがオリーブの産地小豆島と似ていて栽培に適した土地であること、斜面で栽培できることに着目した。池田さんは「奈良和園 王寺オリーブ開発」を立ち上げ、町は町有地の南元町北側斜面を試験的栽培地として提供。昨年初めて収穫した。