グルメガイド「ミシュランガイド奈良20…
グルメガイド「ミシュランガイド奈良2025」が発表された。今回の掲載店は83軒で、二つ星の4店は昨年からの評価を維持した。
星での格付けはもちろん気になる。だが、2021年度版から導入のミシュラングリーンスターの動向も見逃せない。
持続可能なガストロノミー(食事と文化)に積極的な飲食店、レストランに光を当てる新たな方向性。奈良からはまず5店が選ばれ、昨年と今年各1店が増えた。
掲載店は県産食材を多用する地産地消はもとより、県在来種の保存と継承、古代から今に続く他地域の食や素材との融合、農を基本とした地域コミュニティー形成、環境に配慮した栽培の啓発と体験なども実践。料理の背後の文化、ストーリーを伝え、未来につなぐ活動を展開する。
県内のグリーンスター店数は、自治体規模からすると多いらしい。はじまりの地から将来に向かう取り組みが広がり続けているのは誇らしい。
同ガイドにはホテルの掲載もあり、県の7施設が選ばれている。ホテルにも格式やサービス、居心地などとは別の視点での評価が出てくるか楽しみだ。(智)