いまだにネット上でK―POPコンサート…
いまだにネット上でK―POPコンサート問題が騒がれている。昨年12月の県議会で可決されたが、2億7千万円という高額事業が関心を集めた。
山下真知事が就任してから、これまで平城宮跡での天平祭をはじめ、いくつかの文化的事業に対して費用対効果の点でどうかと予算を切ってきたから反発が出た。
維新知事に対して、過半数の議席を占める自民系議員団の対応が注目されたが、会派で党議拘束をせずとなったため、8人が賛成して可決された。
韓国の忠清南道との友好提携15周年を記念した文化交流イベントで、奈良公園を会場に無料で1万人程度の観客を呼ぶというもので、高校生ら若者たちに喜んでもらうことが狙い。
ところがネットを中心に、「1日限りのイベントに高額過ぎる」などの声が続々と上がり、賛成した自民党議員らがあわてて知事に申し入れ書を出した。
屋内開催や有料化を求めるもので、知事も前向きな姿勢を見せている。今の韓国情勢からどうなるか分からないが、過半数の自民県議団の亀裂の方向に行くとしたら、維新知事の狙い通りかも。(治)