当初は値札の数字を読み違えたのかと思っ…
関連ワード:
当初は値札の数字を読み違えたのかと思ったくらいだ。以前の3、4倍に高騰しているのではないか。キャベツの価格である。
独り暮らしで自炊しており、食料品の値段には敏感になっている。最近、スーパーのチラシにキャベツが載っていないのはこういうことか。キャベツばかりか「ブロッコリー、お前もか」と言いたくなることも。
もっとも、理由は天候不順による出荷減のせいで、この価格がずっと続くことはないとみられるが、野菜だけでなく最近の食品全体の物価高は家計にこたえる。
奈良市の公立小中学校の給食について、食材費の高騰で月間の平均栄養価が文部科学省の定める摂取基準(小学生650キロカロリー、中学生830キロカロリー)を下回っているという。
このため、市は6月から「給食食材調達経費」を1割程度増額し、給食の質や量を充実させる(19日付本紙既報)。もちろん、これは奈良市だけではなく、全県的な課題であろう。
小中学校時代は食べ盛りだ。大人には、子どもたちにひもじい思いをさせてはならない責任があるのではないだろうか。 (栄)