知人の勤めている会社で新入社員歓迎会を…
知人の勤めている会社で新入社員歓迎会を前にして、宴会で関西弁をしゃべってはならない「関西弁禁止令」なるものが上司から発令されたという。
関西弁を話してはならない理由は、「東京出身の新入社員が関西弁を恐れるから」とのこと。「おまえ、アホか」などのやりとりがけんかしているように思えるらしい。
何十年も前になるが、関西人のグループで東京旅行、山手線を利用して大声で話していたら、いつのまにか周囲に乗客がいなくなった経験がある。敬遠されたのだろう。
最近は関西出身のお笑いタレント多数が東京で活躍しているから、関西弁へ警戒がなくなったと思っていたが、そうでもないようだ。東西の文化の違いなのか。
どのように新入社員に接したらいいのかが分からない管理職、ベテラン社員が増えてきているらしい。かつて自分たちがされてきたような指導をすれば、パワーハラスメントになるかもしれないからだ。
なかには、悩みをかかえ毎日が憂うつになっている人も。「新五月病」「逆五月病」といった新語が生まれるかもしれない。(栄)