桜も散ったが、まだ冷え込む日もあり、衣…
桜も散ったが、まだ冷え込む日もあり、衣服の調整に悩むところだ。そんな中で、中和の宇陀市と香芝市が熱く燃えている。
来月投票の市長選で、現職に対して前市長が雪辱を挑み、それに新人が加わるという構図だ。現職にとっては前回とは逆の立場だから、守りの選挙となる。
宇陀市は2006年に4町村が合併した若い市だが、人口は3万人を切り、課題も多い。市長不信任案の可決など、前回選挙の混乱ぶりを見てきただけに、現職が同評価されるかだ。
また香芝市は1991年に県内10番目の市となり、20年以上の歴史を刻んできた。今や人口も7万8千人を超えて県内5番目となった。
新住民ばかりとはいえず、香芝で生まれた子どもたちも成人している。成熟した市と、過疎に悩む市の新たな担い手選びだ。前回選挙と異なるのは新人が参戦したことだ。
中央で自民党がゴタゴタしている中で、有権者がどんな判断をするのか注目される。市長経験者を選ぶのか、あるいはまったくの新人なのか。コロナ後の意識の変化の中で、どんな結果になるか注目したい。(治)