国原譜

能登半島地震の発生から約2カ月。この間…

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 能登半島地震の発生から約2カ月。この間何度か、県内での民間による被災者支援の取り組みを取材した。

 

 親類、知人が被災した能登地方の縁者が主催した場合もあり、早期復興を願う熱意が伝わってきた。同時に大地震はいつどこでも起こり自身や親族、友人が被災者になる可能性を再び思った。

 

 県広報誌「県民だより奈良」3月号の特集は、地震への備え。能登半島地震での被害を例に家屋の耐震診断・改修の重要性を指摘し、家具の固定と配置の見直し、備蓄品を紹介している。

 

 併せて地震発生直後の心得、地域としての備えにも言及する。減災につながる基本を知るきっかけに精読をおすすめしたい。

 

 過日の企業向けのBCP(事業継続計画)講座では、災害発生後の経過時間ごとの対応を考える模擬訓練がされた。回答に迷う設問もあり、適切で臨機応変な行動には基礎知識と事前の準備、冷静さの必要性を痛感した。

 

 特集で示された地震発生時のキーワードは「あわてず、落ち着いて」。その時どれほどの行動が取れるかは未知数だが、準備や予習はきっと味方してくれる。(智)

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