秋の最大の政治決戦となる橿原市長選の投…
秋の最大の政治決戦となる橿原市長選の投票日まで1カ月となった。現職の亀田忠彦氏と元職の森下豊氏の水面下での戦いが熱を帯びている。
早々と出馬表明した亀田氏は、自民党県連がようやく推薦を決めたが、対する森下氏は日本維新の会が公認して、春の統一選の勢いを確かなものにする構えだ。
それだけに市民だけでなく、全県的な注目を集めている。前2回の選挙で、自民党系対森下氏の争いになり、いずれも2万票台に乗せて僅差の勝負となった。
前回敗れた森下氏は、雪辱戦となるが、政党を渡り歩いたことで知られ、今度は維新公認という。固定票と維新の票をどう取り込めるか。
現職の亀田氏は、4年間の市政運営をどう評価されるか。これまで自民党推薦候補が何度も苦戦してきた。推薦とは名ばかりで、県連幹部の動きが問われてきた。
その県連では、高市早苗会長が会長職を辞任した。春の知事選で、維新に苦杯をなめたことを、教訓とできるかどうかが鍵だ。維新の県議14人が総力戦で臨むのに対し、自民も党一丸となれるかどうか。(治)