4月の知事、県議選で県民は何を選択した…
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4月の知事、県議選で県民は何を選択したのか。既存事業の見直しや新たな施策など。6月県会で、その中身が改めて議論されようとしている。
注目は本年度予算の一部執行停止。前知事の独断で決まった事業などが対象と説明されたが、今度は停止に至る検討の不足を指摘する声も。
また同定例会では日本維新の会が掲げる看板政策の一つ「身を切る改革」に関する議案も焦点に浮上。知事の退職金不支給と県議の報酬2割カットを行うための条例改正案2件だ。
同党は知事選で公認候補の山下氏が当選、知事与党になるとともに、県議選で議席を3から14に伸ばし、一気に議会の第2勢力に躍進した。
この県民の負託に一つ一つ答えを出していくことが私に課せられた使命―とは山下知事が所信表明で話した文言。知事も同党も遅滞なく次々に策を講じるが、拙速とならないよう。
今回の県会では自民党も分裂を解消、過半数の多数派野党として維新県政に対抗する。2大会派がともに県民の付託に応えるため議論を尽くすこと。少数会派や無所属議員の役割、活躍にも期待したい。(松)