「大和の伝統野菜」という言葉をご存じだ…
「大和の伝統野菜」という言葉をご存じだろうか。県のHPには「戦前から奈良県内で生産が確認されている品目。地域の歴史・文化を受け継いだ独特の栽培方法により『味、香り、形態、来歴』などに特徴を持つもの」とあった。
大和まな、結崎ネブカ、宇陀金ごぼうなど20品目がリストにあり、その中の一つ「大和丸なす」は大和郡山市、奈良市で栽培され、主に京都や京浜市場に出荷されているという。
そのなすを使ったスーパーヤオヒコの「大和丸なすの味噌チーズ焼き」が、「お弁当・お惣菜大賞2023」の総菜部門で、最優秀賞に輝いた(15日付1面既報)。
独特の甘味があり油とも相性の良いこのなすを丸ごと使い、身をくり抜き田楽風味噌とチーズ、ひき肉と絡めた後、200度のオーブンで6分間焼き上げたもの。手間ひまがかかっていながら、税込み322円はうれしい。
「チーズのトロトロ感に加え、ナスと味噌の味のバランスが絶妙な一品」と記事にあった。ご飯のおかず、お酒のお供にも良さそうだ。
これを機に、大和丸なすの認知度が高まることに期待する。(恵)