「維新の風が台風のよう」と激戦を勝ち抜…
「維新の風が台風のよう」と激戦を勝ち抜いたベテラン市議が振り返るほど、統一地方選後半戦も、結果を見れば維新旋風が吹き荒れた。
町議選を含め新人がトップ当選したところも多い。「流れが変わった」ともいい、選挙運動期間中、これまでの手応えとは違っていたようだ。
とくに首長選で、河合町で公認候補が現職をわずか22票差で破り、初当選を決めた。前回は無所属で出馬し、今回は維新公認となった。元県議で知名度もあったが、町民の意思が示された。
それだけに生駒市長選は、自民推薦の現職が大差で圧勝し、敗因の分析が急がれるだろう。先の知事選で前市長が当選し、県議選でも議席を倍増させた。
大阪の吉村知事や馬場代表らも重点区として応援に駆け付けた。維新の支持者が、現職に投票したとの指摘もあり、まだまだ固定したものではないようだ。
4年に1度の統一選が終わり、新しい首長や議会構成のなかで、これからが本番だ。とくに維新知事の誕生で、各自治体の長らは、その対応に苦慮しているようだが、住民第一であればいい。(治)