30分以上、運動やスポーツに時間をかける日が週に2回以上ある人の割合。県が20歳以上を対象に行った調査では男女とも50%弱だったという。

　聞いたのは暮らしの中で意識して行う散歩や階段利用、自転車通勤なども含めた運動だから範囲が広いが、健康維持には有効な生活習慣だ。

　先日の県審議会ではポストコロナ、そして国民スポーツ大会の県内開催に向け、同割合を2027年度に55%まで引き上げる目標を掲げた第2期県スポーツ推進計画案が示された。

　また同計画では観戦や大会を支えるボランティア活動、さらに地域活性化や経済振興まで合わせた多様なスポーツの効果、価値に期待する。

　一方、年間を通じてスポーツをしなかった人は約4割。その理由は仕事や家事が忙しいからがトップ。あえて運動しなくても体は使っているという人もいたが、快い汗もかきたい。

　運動不足の割合は年齢別で40歳代、地域別は県南部が高いようだが、先の県審議会では上北山村で行った運動普及啓発事業の手応えも報告されていた。スポーツ習慣の浸透で元気な県づくりを進めたい。(松)