今、この時に、ウクライナではロシア軍に…
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今、この時に、ウクライナではロシア軍による空襲が続いている。テレビやインターネットで、恐怖に脅える人々の映像が流される。
先の大戦での空襲の様子は、テレビや映画などで何度も目にしてきたし、80代後半のお年寄りから、警報のサイレンと同時に防空壕(ごう)に逃げた体験も聞いた。
大阪大空襲で生駒山の向こうが真っ赤になり、そこで何が起きているのかを想像するだけでも胸がかきむしられたという。日本中のどこの地でも現実にあったことだ。
空からの攻撃は、逃げるに逃げようがない。生きた心地がしない、というのはそういうことだ。その最たるものが広島、長崎の原爆だ。
ウクライナの人々がまさにその渦中にいる。戦争の悲惨さ残酷さを骨身にしみたはずなのに、なぜ繰り返すのか。ロシアの兵士たちも、自身の行動を問うているはずだ。
世界中で反戦の声が上がり、ロシア国内で弾圧されながらデモが続けられている。今度のコロナ禍で世界が繋がったように、反戦平和の声を上げていくしかない。核兵器の使用などあってはならないことだ。(治)