国原譜
県の新年度人事で、県立美術館の館長に…
県の新年度人事で、県立美術館の館長に彫刻家の籔内佐斗司氏の就任が発表された。県のマスコットキャラクター「せんとくん」の生みの親だ。
現在は東京芸術大学の副学長で文化財保存学の教授を務めておられ、奈良との縁も深いことから、退職を機に荒井知事が白羽の矢を立てた。
同美術館のオープンは昭和48年で既に半世紀近くが経過。建物の老朽化も進んでおり、県文化会館や消費生活センター跡地など周辺施設を含めた一体的な再整備が検討されている。
そんな施設整備と並行してソフト面の充実を図るのが今回の人事か。荒井知事は「美術館運営に不可欠な人脈を持つ人物」と期待を寄せる。
また知事は近くに奈良国立博物館をはじめ東大寺や興福寺、春日大社の宝物館、ミュージアムが立地する同地区の価値の高さを指摘。県立美術館を軸に情報発信力の向上も目指す。
籔内氏の身分は地方公務員法に基づく非常勤嘱託職員とのことだが、平城遷都1300年事業の終了後も県職員(?)として活躍する「せんとくん」とともに、県の新しい魅力づくりを主導してほしい。(松)
現在は東京芸術大学の副学長で文化財保存学の教授を務めておられ、奈良との縁も深いことから、退職を機に荒井知事が白羽の矢を立てた。
同美術館のオープンは昭和48年で既に半世紀近くが経過。建物の老朽化も進んでおり、県文化会館や消費生活センター跡地など周辺施設を含めた一体的な再整備が検討されている。
そんな施設整備と並行してソフト面の充実を図るのが今回の人事か。荒井知事は「美術館運営に不可欠な人脈を持つ人物」と期待を寄せる。
また知事は近くに奈良国立博物館をはじめ東大寺や興福寺、春日大社の宝物館、ミュージアムが立地する同地区の価値の高さを指摘。県立美術館を軸に情報発信力の向上も目指す。
籔内氏の身分は地方公務員法に基づく非常勤嘱託職員とのことだが、平城遷都1300年事業の終了後も県職員(?)として活躍する「せんとくん」とともに、県の新しい魅力づくりを主導してほしい。(松)