国原譜

ようやく日本でも医療従事者への新型コロ…

 ようやく日本でも医療従事者への新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。一般には先のことだが、国民の期待は大きい。

 毎日感染者と接触している医療従事者が最初であることに不満はない。これまでのご苦労を思えば、感謝しかないし、病院から感染者が出たとの報にはため息が出る。

 ワクチンはあくまでも予防のためのもので、治療薬ではない。米英など先進国では本格的な接種が始まっており、拡大を防ぐ当面のコロナ対策だ。

 富山県の労災病院で、接種者から副反応とみられるじんましんの発生があったと報告された。ワクチンは万人に通用するものではないとわかっているが、詳しく知りたいところだ。

 治療薬が簡単にできないように、ワクチンも同じことだ。人で試すことでその成果が分かる。人数が多ければ多いほど、効果の信頼度が高くなる。

 次は高齢者の番だというが、医療従事者だけで1カ月以上もかかり、4月からというのは少し遅いのではないか。準備に追われる市町村の皆さんには、自らの安全を第一にして事故のないようお願いしたい。(治)

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