国原譜

NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる…

 NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が7日、全44回の放送を終えた。初の越年となったが、展開の面白さが視聴者を飽きさせなかった。あの重厚なテーマ曲が聞けなくなるのも寂しい気がする。

 出演者の不祥事による撮り直しや、コロナ禍により長期の撮影を強いられたが、出演者やスタッフの頑張りで視聴率も良かったという。

 後半は、興福寺一条院門跡・覚慶から15代将軍になった足利義昭、信貴山城にたてこもった松永久秀、ライバル筒井順慶ら大和ゆかりの人物が登場。大和が舞台の話が多く、わくわくしながら見ていた。

 従来、あまりスポットが当たらなかった義昭や久秀のことが詳しく描かれたのも、新鮮だった。最終回は、本能寺の変であったが、織田信長の最期のシーンは従来とは違う要素もあり面白かった。

 三日天下、山崎の合戦といった部分はなく、いきなり3年後に話が飛んだのには驚かされた。明智光秀生存のうわさを伺わせるラストシーンもしかり。

 さて、2年後令和5年の大河は徳川家康が主人公。大和のことが扱われるかどうか、今から待ち遠しい。(恵)

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